「落語教室」(アウトリーチ)を小学校で実施しました。
2021年9月22日
10月31日(日)に開催する市民プラザ文化芸術企画事業「市民プラザ寄席『喬太郎・歌春二人会』」のプレイベントとして、子どもたちに古典芸能に親しんでもらおうと、宮崎県出身で落語家の桂歌春さんを講師として「落語教室」(アウトリーチ事業)を9月16日(木)に二つの小学校で行いました。
午前中は宮崎市立大宮小学校、午後は国富町立本庄小学校を訪れました。
まず最初に、落語の歴史について説明があり、落ちのあるおもしろい話「落とし噺」から「落語」と呼ばれるようになったことなどのお話しがありました。それから「高座」に上がり、「隣の家に囲いが出来たんだってな」「へえ(塀)」などの小噺から「元犬」という白犬が人間になるお話しを披露。子どもたちは初めて見る生の落語の迫力に引き込まれていました。そして最後に、お蕎麦をすする所作を習いました。歌春さんが“ズズズー”とお蕎麦をすすると、子どもたちには見えるはずのないお蕎麦が見えていたようでした。
大宮小学校では、5・6年生の代表8名が図書室で直接受講し、その様子をZOOM配信し、その他の児童(全学年)は教室にあるモニターで視聴をしました。これは、「落語教室」初の試みでしたが、教室を覗くと、みんな歌春さんの落語に見入っている様子でした。
本庄小学校では、の様子6年生児童65名を対象に体育館で行いました。当館の舞台職員(音響担当)2名が同行し、広い体育館でもしっかりと歌春さんの声を聴いていただく事ができました。
大宮小学校の皆さん、本庄小学校の6年生の皆さん、少しでも落語に興味を持ってもらえたら嬉しいです。ご参加ありがとうございました!